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執筆者の写真Uniseth Technologies

医療とWeb3.0



主にWeb3.0という言葉は、NFTや仮想通貨の為のバズワードとなっていますが、エンジニアリングにしか興味のない私にとっては、その領域にはあまり興味が湧いていませんでした。


が、その中核技術であるブロックチェーンは非常にそそられています。

何故かというと、ユースケースに"医療"への適用が思いついたから。


私の身近な例で、こんな事例があります。

  • かかっている病院では難しい手術のため、専門の外科手術病院で手術を行った。その後はかかりつけ病院と手術を行った病院でそれぞれ効果の違う薬(ナトリウムチャネル遮断薬、βチャネル遮断薬。ちょっと専門的ですが。。。)を処方し、処方量や薬の種類は患者が、それぞれの病院・薬局に伝言ゲームしている。さらに年を重ね、別の専門病院にもかかってもいる。恐ろしい。。。("お薬手帳"はあまり信用されていなく、正確に把握する時は医師間で連絡とっているようです。)

  • 利尿剤を薬局で医師からの指示の処方量の10倍処方されていて、高カリウム血症で何度か入院。医師に普段より多い気がする、と伝えても、処方量が少ないから乳糖(薬量が極少量の場合に混ぜるもの)混ぜているのだと思う、と、言われていた(医療事故は、年末の薬局の薬剤棚卸しで判明)。

おや?ブロックチェーン技術で患者カルテが、患者及び、全ての病院・薬局で、記録されて、改ざんの心配のない正確な情報が、各所必要な時に取得できていたら。。。


軽め事例では、

  • 母子手帳に予防接種のシールを貼り付けるスペースが無い。。。オマケに、シールがいつの間にか剥がれて無くなっていた!何かのたびに母子手帳での確認のため、常に持ち歩かなきゃいけない。全てが詰まっているので、無くすの怖し。

  • 突発的な発作のある患者は、すぐに医療を受けられる病院が限られてしまうので、外出しづらい。せめて治療情報が共有できれば旅行に行っても大丈夫かな、と。

  • そんなこんなで旅行先で救急車で運ばれた時に、基礎疾患があると救急隊員に正確に伝える必要あり(これがかなり難しい)。治療のできない病院に運ばれても困りますからね(昨今だと、新型コロナの予防接種情報とかも)。

これもブロックチェーン技術が適用できますよね。


Web2.0的なデータベース&MVCでいいじゃないの?と思うIT関係者の方もいるかもしれませんが、医療情報は非常にセンシティブな情報です。国家が管理したとしても、簡単に集約型サーバーに置いておける情報ではないですね(国家に預けたいって人もいないと思います)。どんな時でも、ダウンタイムは"0"でないといけないので。


医師等との実質的なインターフェイスである電子カルテソフトウェアは作成した各ITベンダーの対応が必要になりますが(復元化データの解析&取込など)、政府はこういう所に国家予算を割いて、ITベンダーを支援して欲しいですね。せっかくデジタル庁とか作ったのだから。 FAXとか紙とか?言っている省庁があるのだったら、まずは自分達で努力してもらって、放っておいていいかと思います(笑)

私は、来るべきその時に備え、今日も勉強の為に、このようなブロックチェーンはどう実装するべきか?という実験コードを書いて、腕を磨いておきます。 あ、共感していただけるITベンダー・医療関係者・研究機関がありましたら、お声がけ下さい。社会の発展への貢献だけでなく、さらに食べられれば言うことなしですから(笑)

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